CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
勿論、けして私は両親や兄達の事が嫌いなんかじゃない
仕事に一生懸命なパパは、仕事を離れると激甘に変身して家族の為にドライブに連れてってくれたり、休みは自分の為って言うより家族の為に過ごしてくれる
料理好きで社交的なママは、激甘なパパが居るから、ちょっと家族に厳しく色々言うけど、誰よりも家族の事を考えてくれている
生真面目な4歳上の皇兄は、家族の中で一番のしっかり者で優しい人
それから2つ上の優兄は一見チャラ男に見えるけど、凄く頼りになる人だ
「瑠璃さんのご家族は何をなさってるの?
ご兄弟は?」
「父と4つ上の兄は同じ会社の銀行員をしていて、母は専業主婦です
あと2つ上の兄は医大に通ってます」
「確かロサンゼルスにお住まいだったわよね?
ずっとロサンゼルス住まいなの?」
「いえ‥‥
私が中学に入る前に一度だけ日本に帰国していたんですけど、3年半位は日本に住んでいたんですけど、また父がアメリカに出向って事になって‥‥
多分、定年まではロスに居る事になりそうです」
篤人のお母さんによる質問攻めに笑顔で応えていた
そんな中、篤人のお祖母ちゃんが篤人のアルバムを持って来てくれた
産まれた時から収められた篤人の写真には、サッカーをしている篤人の姿が多かったけど、野球をしている篤人の写真もあって、篤人は小学校の頃にサッカーと野球をしていたんだと聞かされた
篤人は、身体を動かす事が大好きだったと話すお母さんの言葉を聞きながらアルバムを捲っていくと、小学校の卒業式や中学の入学式といった篤人の節目の写真もあり、高校では藤田信子を含めたサッカー部の人達と映ってる写真もあった
そして大和マリナーの入団の時の写真や、プレーしている写真も数多く収められていて、私の知らない篤人の事がギュッと収まったアルバムを見た私は、なんだか篤人にちょっと近付けたような気がして嬉しく思ったのだった
「また、いつでも遊びに来てね♪」
「瑠璃さんなら大歓迎だからな!!
篤人、瑠璃さんを大事にするんだぞ!!」
「瑠璃ちゃん、絶対に遊びに来てね♪」
「いつでも遊びにいらっしゃい」
「瑠璃さん‥‥
何もないけども、また来てくれな‥‥」
篤人の車に乗り込む間際、篤人のお母さんやお父さん、それからお姉さんやお祖母ちゃんにお祖父ちゃんに笑顔で声を掛けられ、私は嬉しさで胸がいっぱいになって泣き出しそうになってしまった
賑やかであり、優しさの詰まった温かい篤人の家族
「はい!!
また遊びに伺わせてもらいますね♪
今日は、本当にご馳走様でした♪」
深々と頭を下げ私は篤人の車に乗り込んだものの、やっぱり涙が溢れてしまった
「やっぱ、実家に行くなんて緊張させちゃった?」
「緊張したけど、篤人の家族って温かくて‥‥
なんか嬉しくって‥‥
連れて来てくれて、本当にありがとう」
溢れだした涙が収まった頃、運転中の篤人の言葉に自分が感じた事を上手く言葉にする事は出来なかったけど、私は笑顔で篤人にお礼を伝えたのだった
仕事に一生懸命なパパは、仕事を離れると激甘に変身して家族の為にドライブに連れてってくれたり、休みは自分の為って言うより家族の為に過ごしてくれる
料理好きで社交的なママは、激甘なパパが居るから、ちょっと家族に厳しく色々言うけど、誰よりも家族の事を考えてくれている
生真面目な4歳上の皇兄は、家族の中で一番のしっかり者で優しい人
それから2つ上の優兄は一見チャラ男に見えるけど、凄く頼りになる人だ
「瑠璃さんのご家族は何をなさってるの?
ご兄弟は?」
「父と4つ上の兄は同じ会社の銀行員をしていて、母は専業主婦です
あと2つ上の兄は医大に通ってます」
「確かロサンゼルスにお住まいだったわよね?
ずっとロサンゼルス住まいなの?」
「いえ‥‥
私が中学に入る前に一度だけ日本に帰国していたんですけど、3年半位は日本に住んでいたんですけど、また父がアメリカに出向って事になって‥‥
多分、定年まではロスに居る事になりそうです」
篤人のお母さんによる質問攻めに笑顔で応えていた
そんな中、篤人のお祖母ちゃんが篤人のアルバムを持って来てくれた
産まれた時から収められた篤人の写真には、サッカーをしている篤人の姿が多かったけど、野球をしている篤人の写真もあって、篤人は小学校の頃にサッカーと野球をしていたんだと聞かされた
篤人は、身体を動かす事が大好きだったと話すお母さんの言葉を聞きながらアルバムを捲っていくと、小学校の卒業式や中学の入学式といった篤人の節目の写真もあり、高校では藤田信子を含めたサッカー部の人達と映ってる写真もあった
そして大和マリナーの入団の時の写真や、プレーしている写真も数多く収められていて、私の知らない篤人の事がギュッと収まったアルバムを見た私は、なんだか篤人にちょっと近付けたような気がして嬉しく思ったのだった
「また、いつでも遊びに来てね♪」
「瑠璃さんなら大歓迎だからな!!
篤人、瑠璃さんを大事にするんだぞ!!」
「瑠璃ちゃん、絶対に遊びに来てね♪」
「いつでも遊びにいらっしゃい」
「瑠璃さん‥‥
何もないけども、また来てくれな‥‥」
篤人の車に乗り込む間際、篤人のお母さんやお父さん、それからお姉さんやお祖母ちゃんにお祖父ちゃんに笑顔で声を掛けられ、私は嬉しさで胸がいっぱいになって泣き出しそうになってしまった
賑やかであり、優しさの詰まった温かい篤人の家族
「はい!!
また遊びに伺わせてもらいますね♪
今日は、本当にご馳走様でした♪」
深々と頭を下げ私は篤人の車に乗り込んだものの、やっぱり涙が溢れてしまった
「やっぱ、実家に行くなんて緊張させちゃった?」
「緊張したけど、篤人の家族って温かくて‥‥
なんか嬉しくって‥‥
連れて来てくれて、本当にありがとう」
溢れだした涙が収まった頃、運転中の篤人の言葉に自分が感じた事を上手く言葉にする事は出来なかったけど、私は笑顔で篤人にお礼を伝えたのだった