CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
すっかり日が暮れた夜の高速道路
都内へ向かう車は何度か渋滞には嵌ったけれど、それでも夜の10時までにはホテルの駐車場に到着する事が出来たのだが、明日は韓国へ出発しなけれなならない
だけど、まだ篤人と別れたくない私は車から降りる事が出来ず、篤人も何も言わないまま黙っている
車のエンジンを切らないままでいる篤人は、私を降ろしたら帰ってしまうのだろう
車内に流れる私の曲がBe by the side without separating it
Hug me on your chest
It wants to be wrapped in your love
離さないで、傍に居て
私をあなたの胸に抱きしめて
あなたの愛に包まれたいっと唄っている
これは歌だ
でも‥‥
「明日、何時に出発?」
「明日は午後だけど‥‥」
「そっか‥‥」
重い沈黙の中、口を開いた篤人の言葉に答えると、篤人は急に車のエンジンを切ったのだった
「このまま、瑠璃を俺のものにしても良い?」
「えっ?」
そ、それって‥‥
つまり、そう言う事だよね?
何て返事をして良いか分からず、私は小さく頷いてみせたのだった
すると篤人は車から降り助手席の私のドアを開けてくれ、私達は無言のまま駐車場から私の泊まってるホテルの部屋に向かったのだが、経験のない私はどうしたら良いのか分からないまま、取りあえずホテルの部屋に篤人を招き入れたのだが、この後ってどうしたら良いのかすら分からずにいる
どうしよう‥‥
何か飲み物とか頼んだ方が良いの?
それとも、シャワーとか?
いやいや‥‥
そんな事を口に出して言える訳がない
でも、シャワーくらいは浴びたいし‥‥
メイクとかって落とした方が良いよね?
ちょっと待って‥‥
冷静にならなきゃ‥‥
自分でもおかしくなるくらい頭の中がゴチャゴチャになっている
そんな私に篤人が背後から抱きしめて来たのだった
「緊張してる?」
「う、うん‥‥」
「実は俺も緊張してる」
優しく抱きしめる篤人の口から緊張してるって言葉を聞いた瞬間、私の緊張して強張っていた身体の力が急に抜けたのだった
思わず2人で笑い合ってしまう
「瑠璃‥‥」
耳元で私の名前を囁くように言った篤人が、私の長い髪の毛に触れ首筋にキスの雨を降らせてきた
そんな行為にザワザワと胸が締め付けられるような感覚と、思わず声が口から洩れてしまった
そして身体の向きを変えられたと同時に私と篤人は見つめ合うと、唇を重ね合わせたのだった
静かな室内にリップ音だけが響いている
都内へ向かう車は何度か渋滞には嵌ったけれど、それでも夜の10時までにはホテルの駐車場に到着する事が出来たのだが、明日は韓国へ出発しなけれなならない
だけど、まだ篤人と別れたくない私は車から降りる事が出来ず、篤人も何も言わないまま黙っている
車のエンジンを切らないままでいる篤人は、私を降ろしたら帰ってしまうのだろう
車内に流れる私の曲がBe by the side without separating it
Hug me on your chest
It wants to be wrapped in your love
離さないで、傍に居て
私をあなたの胸に抱きしめて
あなたの愛に包まれたいっと唄っている
これは歌だ
でも‥‥
「明日、何時に出発?」
「明日は午後だけど‥‥」
「そっか‥‥」
重い沈黙の中、口を開いた篤人の言葉に答えると、篤人は急に車のエンジンを切ったのだった
「このまま、瑠璃を俺のものにしても良い?」
「えっ?」
そ、それって‥‥
つまり、そう言う事だよね?
何て返事をして良いか分からず、私は小さく頷いてみせたのだった
すると篤人は車から降り助手席の私のドアを開けてくれ、私達は無言のまま駐車場から私の泊まってるホテルの部屋に向かったのだが、経験のない私はどうしたら良いのか分からないまま、取りあえずホテルの部屋に篤人を招き入れたのだが、この後ってどうしたら良いのかすら分からずにいる
どうしよう‥‥
何か飲み物とか頼んだ方が良いの?
それとも、シャワーとか?
いやいや‥‥
そんな事を口に出して言える訳がない
でも、シャワーくらいは浴びたいし‥‥
メイクとかって落とした方が良いよね?
ちょっと待って‥‥
冷静にならなきゃ‥‥
自分でもおかしくなるくらい頭の中がゴチャゴチャになっている
そんな私に篤人が背後から抱きしめて来たのだった
「緊張してる?」
「う、うん‥‥」
「実は俺も緊張してる」
優しく抱きしめる篤人の口から緊張してるって言葉を聞いた瞬間、私の緊張して強張っていた身体の力が急に抜けたのだった
思わず2人で笑い合ってしまう
「瑠璃‥‥」
耳元で私の名前を囁くように言った篤人が、私の長い髪の毛に触れ首筋にキスの雨を降らせてきた
そんな行為にザワザワと胸が締め付けられるような感覚と、思わず声が口から洩れてしまった
そして身体の向きを変えられたと同時に私と篤人は見つめ合うと、唇を重ね合わせたのだった
静かな室内にリップ音だけが響いている