CINDERELLA STORY～貴方に巡り会えた奇跡～

Time not to be able to meet

翌日､篤人の笑顔によって目が覚めた私は韓国へ出発の為の準備を始めた

はぁ～

思わず出てしまう溜め息を篤人に知られないようにシャワールームで吐き出し､バスローブに身を包んで篤人の元に向かうと､篤人からジェニファー達が何時に来るのか聞かれ､私は多分１０時頃だと伝えた途端に篤人に抱き締められ再び抱き合ってしまった

2度目のH

昨晩のように何度も頂点に上り詰められ､何度も達してしまった私は腰砕け状態

手足さえ動かすのがダメって感じ

でも､そんな私を時間は待っていてはくれない

気怠い身体を何とか起こし､再び熱いシャワーを浴びにシャワールームへと向かった

ん～

Hするとお肌がツヤツヤになるよって優希や菜摘に言われたけど､確かにお肌はモチモチのツヤツヤだ

って‥‥

この首の赤い記は､まさかのキスマーク？

しかも､首だけでなく胸元のまである

その証を目にし､思わず赤面してしまった私は､暫く篤人の付けたキスマークを眺めていたのだった


「瑠璃？」

「あっ､ごめん‥‥
　シャワーを使うよね？」

「それ眺めてた？」

「えっ/////」


バスルームに隣接するパウダールームに籠っていた私に篤人が声を掛けてきて､私は慌ててパウダールームを出ようとした時､胸元から覗いてるキスマークを篤人に触られ､いきなり図星を突かれたもんだから急激に恥ずかしさが込み上げてきて赤面してしまった


「瑠璃って､直ぐに赤くなるよな!!」


爽やかな笑顔を見せて言い放った篤人は､まるで小さい子供の頭を撫でるかのように､私の頭を良し良しって感じで撫でてバスルームへと消えて行ったのだった

ただ頭を撫でられたってだけなのに､再び子宮がキュンッと疼き鼓動が高鳴ってしまう

大丈夫か私‥‥

そう思いながら､自分のリキッドファンデを使ってキスマークを消していく作業に取り掛かり､スタイリストが用意してくれた韓国来日用のGUCCIの白いミニワンピースに着替えたのだった

胸元と背中が大きく開いたミニワンピースは､ウエストには細い黒のベルトがあって､かなりのセクシーさを強調している洋服だった

こんな服を着るって事は､きっと髪の毛はアップで纏められるに違いないだろう


「へぇ～
　なんか､こうして瑠璃を見てるとさぁ～
　やっぱりRURIなんだなって思うよ」

「えっ？」

「まぁ～
　瑠璃でもRURIでも､どっちも好きだけどな!!」

「何で､そう言う事をサラッと言っちゃうの？
　恥ずかしいじゃん/////」

「あっ!!
　また赤くなった!!」

「もう!!
　からかってるでしょ～」