CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
そんなジェニファーに、私は小さな声で大丈夫だと答えたのだった


「I held a pillow, and how have you done it?
 Was there anything?
 I have look that I seem to burst into tears in you, now!!
 But the luster of the skin ‥‥
 Possibly!!」


私の姿を見た瞬間、ジェニファーが不思議そうな顔で枕なんて抱いて、どうしちゃったのよ?って言ってきた

しかも心配そうに何かあった?なんて言われ、何もないよって言おうとしたのだけれど、今にも泣き出しそうな顔をしてるわよ!!って突っ込まれたかと思ったら、マジマジと人の顔を覗き込んで肌の艶を指摘してきた

それに、未だに篤人の痕跡が残るシトラスの香りがホテルの部屋に漂っているのもだがら、ジェニファーは驚いた顔して何かに気が付いた様子だった


「I became an adult woman at last ‥‥
 Is a boyfriend that footballer?」

「May I take this pillow home?」


とうとう大人の女性になったのねっとニヤ付いた顔で言うジェニファー

しかも彼氏は、あのサッカー選手?なんて聞いてくるもんだから、そんな質問には私は何も答えないまま、篤人の残り香のある枕を持って帰っても良い?っとだけ言い放った

そんなジェニファーは呆れた顔をしながらホテルの従業員に了解を得るから、私には早く準備をしなさいっと言われてしまった

清楚にアップされた髪の毛

メイクも目を強調するような感じにされたものの、ナチュラル的な感じに仕上げてもらった

しかも必死にリキッドファンデで消したつもりのキスマークが目立つからっと言われ、スタイリストによって綺麗に塗り消されたのだった


コンコン

「RURI様
 お届け物がありますので失礼してもよろしいでしょうか?」

「どうぞ~」


丁寧な口調のホテルの従業員の言葉に返事を返すと、従業員の手には白い大きな薔薇の花束を抱えた男の従業員と、枕と小さな紙袋を持った女性従業員が部屋の中に入って来たのだった

その花束って‥‥


「吉岡様からRURI様にとお預かりしました
 それから枕をっとの事でしたので、新しいものをお持ち致しました」

「篤人から?」


驚きでいっぱいの私は従業員の男の人から白い薔薇の大きな花束を受け取ると、女性従業員が小さな紙袋を差し出して来た


「これは?」

「こちらも吉岡様からです」


小さな紙袋にはTiffanyの文字が書かれている

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