だから、絶対に言わない。


「美梨那・・・」


華花那の瞳は心配そうだった。


「だいじょーぶ!あたしはそんなヤワじゃないから!あたしのことは、大丈夫。」



あたしは華花那に言い聞かせると共に自分の心にも言い聞かせた。



大丈夫、大丈夫。って。


お母さんにも言えなかった。


お母さんには心配をかけたくなかった。


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