「ごめん、光・・・オレ・・・・」


光はため息で翼の言葉をさえぎった。


「もぅいいわよ。翼なんて、嫌い。それにあたしには翼を命がけで守る勇気も優しさもないもの」



光・・・・


「ありがとう」


あたしがお礼を言うと彼女は照れくさそうに言った。



「別に」


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