玄関を出たところで、美梨那が青空に向かって叫んだ。



・・・はぁ。


心の中でため息をつく。


「翼くんに好きになってもらいたいだけ。」


私は小さく呟いた。


あ・・・・しまった。


あまり、声に出さない方がいいだろう。


< 82 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop