Jewel Box


涼しい風に当たりながら、夜の街を歩く。



いつもはタクシーで帰るのだが、何となく今日は歩いて帰ろうと思った。



涼しい風に当たってると、次第に酔いもさめていく。



そんな時だった。



「―――っ……!」




丁度通り掛かった路地から微かだが呻き声が聞こえた。




――――?



不思議に思いながらも、狭い路地を除いて見る。



そしてその光景を見た瞬間ハッと息を呑んだ。
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