Jewel Box




元々露出が多めのあたしの服は簡単に剥がされた。


あぁ、あたしは高校生の餓鬼に犯されるのか。



元々放任主義の性格なのからか、

それとも酔いがまわっているせいなのか、


あたしは既にそんな事を考えていた。



初めての相手は、好きな人とが良かったな……。




そんな事を思いながらも、諦めの方が強くて、されるがままになっていた。



「抵抗しないんだ?」


あたしの上で馬乗りになりながら問い掛けてくる彼。


「抵抗したらやめてくれるの?」


冷たい目で彼を見つめる。

「いや?やめないけど。でも抵抗してくれないとつまらない」


彼の指が身体のラインを沿ってゆく。


「ねぇ、どうせやるならベッドでやってよ。ここじゃ痛いんだけど」



彼は何を思ったのか、ハアッと溜め息をつき、立ち上がった。



「何かあんたと居てもつまんない。他の女抱いた方がまだマシ」



そんな言葉を言い残して、彼は出て行った。
< 37 / 84 >

この作品をシェア

pagetop