Jewel Box







目を開けた時、目の前に写ったのは自室の天井だった。


頭が痛い。
頭に手を当てると大きく、たんこぶが出来ていた。


何がおきたんだっけ……。

まだ覚醒しきれてない頭で無理矢理思い出す。



「あっ……!」



そうだ写真。
写真はどうなったのか。


痛む体を無理矢理起こして立ち上がる。


丁度その時部屋の扉が開いた。


「おねーさん……」

三角巾を頭に巻いてエプロンをした彼の姿。


「何? 掃除? そんな事どうでもいいの、早く出てって。もう…私の前に現われないでよ!」


「でも―――」
「出てって!!」


< 84 / 84 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop