猫又四郎の奇怪幻想見聞録
*
「死にたい」
「どうぞご勝手に」
縁側にごろごろと転がる男。よれよれの緑のジャージにW.Cスリッパを履いている。瓶底メガネのひょろりとした男。
その男はラムネアイスを味わいながら、隣にだらしなく座る少年を見やる。
「死にたいんだったら、喜んで協力しますよ。無惨?瞬殺?安楽死?いずれにせよ、君も命を乞うのでしょうけど」
「かもな。……いや、あ、そっか。そうだよ。なにも俺が死ねばいいわけじゃない。周りの奴らを消せばいいんだ」
「相変わらず残酷ですねえ。最近の中学生の考えは分かりません」
「るっせ。俺を否定しようもんなら、まずお前から消してやろうか」
「出来ないくせに」
同じく縁側にて。足をぶらつかせる少年はアイスバーのソーダ味を喰らっている。
黒のタンクトップにPIECEのロゴが入ったハーフパンツ。
男子中学3年生にしては身長が低い。
「死にたい」
「どうぞご勝手に」
縁側にごろごろと転がる男。よれよれの緑のジャージにW.Cスリッパを履いている。瓶底メガネのひょろりとした男。
その男はラムネアイスを味わいながら、隣にだらしなく座る少年を見やる。
「死にたいんだったら、喜んで協力しますよ。無惨?瞬殺?安楽死?いずれにせよ、君も命を乞うのでしょうけど」
「かもな。……いや、あ、そっか。そうだよ。なにも俺が死ねばいいわけじゃない。周りの奴らを消せばいいんだ」
「相変わらず残酷ですねえ。最近の中学生の考えは分かりません」
「るっせ。俺を否定しようもんなら、まずお前から消してやろうか」
「出来ないくせに」
同じく縁側にて。足をぶらつかせる少年はアイスバーのソーダ味を喰らっている。
黒のタンクトップにPIECEのロゴが入ったハーフパンツ。
男子中学3年生にしては身長が低い。