猫又四郎の奇怪幻想見聞録
*
ここはド田舎。おかげで学校のすぐ近くには山があり、自然も豊富だ。
まったくもって、嬉しくないが。
「さいあく……」
私、【野良 涼子】(のら りょうこ)は不運なことに森で迷ってしまったのだ。
おまけに夕方。本気で泣きそう。
そしてもうひとつ。
この森は滅多に人が近づかないのだ。
そう、“この森だけ”。
つまり、自然が豊富なこの田舎に数ある森のうち、“この森だけ”人が近づかない。
奇怪な噂があるのだ。
ここはド田舎。おかげで学校のすぐ近くには山があり、自然も豊富だ。
まったくもって、嬉しくないが。
「さいあく……」
私、【野良 涼子】(のら りょうこ)は不運なことに森で迷ってしまったのだ。
おまけに夕方。本気で泣きそう。
そしてもうひとつ。
この森は滅多に人が近づかないのだ。
そう、“この森だけ”。
つまり、自然が豊富なこの田舎に数ある森のうち、“この森だけ”人が近づかない。
奇怪な噂があるのだ。