猫又四郎の奇怪幻想見聞録

そこにいたのは、私と同じ学校、同じクラスの。



「猫又くん…?」



窓際でいつも本を読んでいる、
【猫又 四郎】(ねこまた しろう)くん
だった。

でも、なんでこんなとこに?


疑問符を浮かべながら、一歩足を前に出そうとした時。



「あの、失礼ですけど。お会いしたことありましたっけ」


「……は?」



猫又くんは大分失礼な人のようだ。

< 6 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop