猫又四郎の奇怪幻想見聞録


「ええと、確か新作で【その奴隷は愛に餓えて】と【恋は盲目ってやつですよ】を完結公開しました。

ああしかも、【恋盲】(※略です)は一日に100人以上の方が読んでくれまして。

10ページという短編のくせして、もう1000PV以上集まりましたからね。………やっぱ女の子って恋愛モノ好きなんですかね。

ああそれと、ただいま黒猫彼方サマの企画(?)に参加中でして。裏でまたコソコソやってます」



いっきにペラペラと語る愚弄人は、一息つこうとアイスティーを口に含む。


「かーっ、やっぱうめぇ!」という愚弄人はどう見てもオッサンにしか見えない。



「なんだか貴方の将来が不安でたまりません」


「げッ、四郎まで進路のことを言いやがりますか。確かに受験生ですが、こうして小説書く以外に楽しみなんてないんですからいいじゃないですか」


「で、テストの結果は?」



そう尋ねると愚弄人はニヤリと笑った。

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