猫又四郎の奇怪幻想見聞録
「……ん? 本棚に新しい作品がひとつまた増えてますね」
「ええ、新作で【岸栄高校演劇部〆発端】というのを書き始めたんです。んー、なんかファンシー要素のない高校生の青春が書きたくなったんですよね」
「それはそうと、【〆発端】ということはシリーズモノになる予定なんですか」
「はい。【〆発端】→【〆傷心】→【〆卒業】の順で、彼らの三年間を書いてくつもりです。
多分しばらくはこの作品に没頭というか、集中更新すると思います。あああー、でも企画参加作品も裏でやんなきゃなー。
お盆入ってからは結構更新できるかもしんないですね。とりあえず今は【〆発端】と【Don’t!(非公開)】を頑張って執筆しますよ」
「そうですか。………ところで、野良さんがまた眠ってるんですが………。昨日と今日と、あなたの仕業ですか?」
「~♪」
「口笛吹いても誤魔化せませんよ」
「くっ、いいじゃないですか!私だって誰かと喋りたいんですうーっ!それにそれにっ、りょーこちゃんなら四郎が送りゃあいいんですよ!」
言うだけ言うと愚弄人はポンッと跡形もなく消えた。
気まぐれな親を持つのも困ったものですね。