猫又四郎の奇怪幻想見聞録

「改めて紹介します。こちら【きょうもこたえはおしえません】に登場してくるバルと悪魔です」


「ちなみにコーヒー好きなんだよね、俺」

「つーか悪魔じゃねえし悪魔“様”だし」


「この人たち追い出してもいいですか」

「早い早いはやい。四郎くんもうちょっと忍耐強くなろっか」

「愚弄人如きに言われたくありませんね。あなたが更正すればどうですか」

「シロちゃんヒドイッ!」



よよよ、泣き真似をする愚弄人の頭をハチの巣にしたいと思った。切に。


「え、ちょっとちょっと。シロちゃん今めっちゃ物騒なこと考えたでしょ。考えましたよね」


「それよりこの二人、」

「あ、無視ですか」


シロちゃんって最近なんか冷たいよね。反抗期?

そう尋ねてくる愚弄人にあんたにだけだよと言ってみたい。

まあ言ったところで「わ、私にだけ?!それって私限定って意味だよね何それシロちゃんツンデレ目指してるっ!」と言われそうなのでやめておいた。

< 80 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop