猫又四郎の奇怪幻想見聞録
うわあ、こいつ性格(&口)わっるぅ。
的な視線を送ってみる。しかしさすが自己チュー悪魔というか、周りをみない(気にしない)やつというか。
ものの見事に視線をスルーされた。
すると足下から「うぅ…」と声が聞こえたため目線を下へ「………。」
「あ、シロちゃんがやっとこっち見てくれました。うわあい、嬉しいな嬉しいなっ、って待って待ってまって手ぇ踏んでるぅっ踏んでるからぁあ!」
見なかったことにしよう。
「ニシシッ、おらバル反論してみろっつの。あ、無理か。だってお前、俺様が怖いもんなあチビっちまうもんなあ。おーおー、そりゃあ反論も出来ねえわな!ニシシッ、弱虫バルのチビりやろっ………うッ?!」
「あ、ごめん手が滑った」
見事なパンチが悪魔の腹にヒットした。
実はあの人の方が悪魔なんじゃないかと思う、うん。