∞ANxIeTY∞
春がきて


夏がきて


秋がきて


冬がきても



あたしとは違う朱が
此処で揺れていればと想う。


固い栓がすぽりと抜けたように
ぼたっと一滴
花弁の脇で、小石が濡れた事はあたししか知らない。






おじいちゃん、
心配かけてばかりでごめんね?
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