∞ANxIeTY∞
また連絡すると、寝ぼけ眼の彼女に言うと
彼女は少し悲しそうな顔をしてまたすぐ
しまった、という顔をした後
綺麗な作り笑いで微笑んで「わかった」と言った。
それ程までに
彼女に淋しい思いをさせていた自分を責めると同時に
柔らかい素材のジャケットを羽織り
ドアを開けて外に出る。
こんな時に、トウマなら気の利いた言葉や行動を
さらっとやってのけるんだろうと思って、つくづく自分に呆れた。