∞ＡNxＩeTＹ∞

眉間にシワを寄せて
何かを言いたそうにカルピスを眺めている。

「トウマと」


只でさえ何も聞きたくないのに
又、笑って
あたしの聞きたくない口癖を
申し訳なさそうに苦虫を噛んだような表情を浮かべて
口にするんだろうか。


「うるさい。」


咄嗟(とっさ)に言葉が口から零れ落ちる。
同時に悪態を吐いた自分に嫌悪感を感じる。

不思議そうな表情でこっちを向いた後
ユウはまた少し眉間に皺を寄せた。