彼氏は年下副総長
その日の講義が全て終わり、このマンションに雪崩れ込むやいなや、わたしを羽交い絞めにして三人で服を脱がし始めて、気付けばブラとショーツだけのあられも無い姿にされていた。
それから三人してこのリボンを持ち出してきて、ニタリと笑う。
そして、わたしにこのリボンの身体への巻きつけ方を伝授し始めた。
『やはり、スルスルと解けるほうがイイよね』
『言っとくけどあんた。今みたいな味気ないブラとショーツなんか本番で着けるんじゃないよ。なにこの下着』
確かに……レースもフリルも付いて無いので味気ないと言えば味気ないけど。
でも、まさか、この場でいきなり服を脱がされるとは思って無いから。
『こんな下着、着けていたらリボンを解かれた後、彼氏に絶句されて、再度リボンをグルグル巻きにされて返品ポイされるよ』
『でも……このタイプの色違いしか持ってないから』
『もしかして、この白以外にはオバサン色のベージュとかベージュ掛ったピンクとか?』
『うん。そんな感じ』
『勝負下着を買え!』
三人組みが同じ言葉で怒鳴りつけて来た。
三人組みは、あーでもない、こーでもないとわたしの身体にリボンを巻きつけ出した。
その度にわたしはその場でクルクル回され、眼が回りそうだった。