彼氏は年下副総長
『でも、やっぱ、この下着無いわ。ダサ過ぎ』
アリサが呆れ顔で、リボンを解きながら言う。
『いっそ裸に巻きつけちゃえば?』
『男子的にはどうなんだろう?ちょっと、彼氏にLINE流して見る』
『はあ?こんな恥ずかしいこと、彼氏に聞くの?』
慌ててアリサの行動を制止しようとすると
『あんた……もっと恥ずかしいことを彼と明日するんでしょ?なに言ってんの?今さら』
彼と……恥ずかしいこと?
緋英君と……
あんなことや、こんなことを……
映画のワンシーンを浮かべては、魂がどっかに抜け出て行きそうになる。
そして、想像だけが頭の中で膨らんで、そのまま破裂しそうになった。
『フンフン。脱がす楽しみも欲しいからねか。やっぱ男はスケベだわ。下着ありで決定』
あの……なにを決定づけているんでしょうか?
三人組に圧倒されっぱなしだった。