大切な君に捧ぐ歌


「歌声好きとか、がんばれって言われたことなかったから嬉しかったよ」



私の考えていた言葉とは、真逆の返事にビックリする。



「いや、本当に素敵だったのでっ!」



毎回、返事するのに勇気がいる。



「俺なんてまだまだだよ」



「そんなことないと思います!!」



思わず、正直なこと言ってしまう。



「本当に素敵だったし、いつか凄いミュージシャンになると思う。」



「逆に照れるよ…」



本当に顔を赤らめていた。



それを見て少し笑みがこぼれた。



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