大切な君に捧ぐ歌



演奏が終わり、休憩に入った。



私は、お茶を飲もうとカバンをがさがさしていると…



鏡がカバンから飛び出して、廊下に落ちてしまった。



すると、



「大丈夫か」



後ろを振り向くと、ボーカルの彼だった。



「あ!君って…」



私は、目を見開く。



「あ、すいません…」



急いで割れた鏡を拾う。



「痛い!」



鏡で指を切ってしまった。



血が止まらない。



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