偽りと真実~scrabble~
次に目が覚めたのはケータイのアラームの音。
遅刻だったけど、
今日は学校に行った。
家から学校までは近くて、
歩いて5分くらいの距離だった。
ゆっくり準備をして、学校へ向かった。
玄関は静か。廊下もやっぱり静かだった。
授業中の廊下は静まりかえっていて
人が誰一人居ないみたいだった。
とりあえず私は保健室に行った。
やっぱり将太がいた。
「ひかりぃーっ!おはぁ~っ」
「おはよー」
「浚学校サボりやがったぁ~っ!」
「そーなんだっ」
まぁ、よくあること。
将太とくだらない話をしていると
私のケータイが鳴った。
みさからだった…───
<昼から遊ぼっ☆>
今日は特に予定がなかったので
みさと遊ぶことにした。
すぐにみさから返事がきた。
<じゃあ、12:30にいつもの公園ねっ☆>
みさとは一樹の家以来会っていなかった。
保健室で少し寝て帰って準備することにした。
「11:00に起こして!!」
と将太に頼んで私は少し寝た。
将太だけじゃ信用ないのでケータイの
アラームをセットしておいた。
大きなアラームの音で目が覚め横を見ると、
(……やっぱり。)
将太も寝ていた。
起こさないようにそっと保健室を出て。
家へ向かった。