今すぐ会いたい
~最後の告白~
「宇美初、後で体育館の前に来てくれ。話がある」
そう言われるがまま、私は放課後に体育館に向かった。
・・・
「で、話って何・・・?」
二人の間に、風が吹いた。
「最後だから言っとく。俺、前から宇美初のことが好きだった。良かったら、新しい家 の住所、教えてくれないか?手紙書くから・・・」
私は、こう答えた。
「新しい家の住所知らないし、龍のことは、なんとも思ってないよ・・・。ごめん ね?」
私は新しい家の住所だって、知ってる。
龍の事だって、なんとも思っていないわけがない。
でも、今はこう答えておくべきだと思った。
龍のために。
そう言われるがまま、私は放課後に体育館に向かった。
・・・
「で、話って何・・・?」
二人の間に、風が吹いた。
「最後だから言っとく。俺、前から宇美初のことが好きだった。良かったら、新しい家 の住所、教えてくれないか?手紙書くから・・・」
私は、こう答えた。
「新しい家の住所知らないし、龍のことは、なんとも思ってないよ・・・。ごめん ね?」
私は新しい家の住所だって、知ってる。
龍の事だって、なんとも思っていないわけがない。
でも、今はこう答えておくべきだと思った。
龍のために。