おわりとはじまり
コンビニに後ろ髪ひかれつつ駅の階段を降りた。
改札を抜けて、また地下鉄のホームへの階段を降りようとした時、
私のすぐ横をひとりの女の子がすれ違いで走って行った。
なにか、後ろを気にしていたように見えたのは気のせいだろうか。
思わず振り向くと、私と同じ制服。
あの子って確か、隣のクラスの人気の子じゃなかったっけ。
「かわいい」って言われてるのをよく聞く。
でもけっこう前から彼氏がいて、他の男の子は外からみてるだけ。