新 抱かない男の見分け方
淡々と20年以上過ごしてしまった50代の妻・和美さんから手紙が届きました。
「思い起こせば、24年前から抱かれなくなっていました。子育てに髪振り乱していた私を、母親としてしか見ることはできなかったと主人は言います。子育てが一段落した頃、抱かれたいと言ったときは、もう手遅れでした。『今さらできるか!』という冷たい返事。悔しさと恥ずかしさで、肩が震えました。それから、女性として輝いている同年代の人を見る度にうらやましくもあり、あんなにきれいだったら、いくつになってもセックスの対象になるわねと、人ごとのように思っていました。もし、主人が私を女として扱っていてくれたら、私だって、もっときれいでいられたはずと、主人のせいにしてしまいます。でも、もう遅いんです。私の24年間を返してと叫んでも、抱かれなかったつらい日々は現実なのです。老後もずっとひきずりそうです。このまま年をとるのかと思うと、生き地獄のような気がしてきました」
「思い起こせば、24年前から抱かれなくなっていました。子育てに髪振り乱していた私を、母親としてしか見ることはできなかったと主人は言います。子育てが一段落した頃、抱かれたいと言ったときは、もう手遅れでした。『今さらできるか!』という冷たい返事。悔しさと恥ずかしさで、肩が震えました。それから、女性として輝いている同年代の人を見る度にうらやましくもあり、あんなにきれいだったら、いくつになってもセックスの対象になるわねと、人ごとのように思っていました。もし、主人が私を女として扱っていてくれたら、私だって、もっときれいでいられたはずと、主人のせいにしてしまいます。でも、もう遅いんです。私の24年間を返してと叫んでも、抱かれなかったつらい日々は現実なのです。老後もずっとひきずりそうです。このまま年をとるのかと思うと、生き地獄のような気がしてきました」