新 抱かない男の見分け方
④……したいのにできない男
◆特徴
「オレだって本当はセックスしたい! でも勃たない……」
そんな男性がコレ。最初から勃起しない、セックスの途中で勃起持続が難しくなる、射精までいたらないという状態で、いわゆるED(勃起障害)というものです。一度この状態を経験してしまうと、自信がなくなりセックス を意識的に避けるようになってしまいます。
◆原因
いろいろあるのですが、肉体的、精神的なストレスなどが元になることが多いようです。
とくに若くしてEDという人は心因性EDといい、メンタルの原因が多いのです。最近では、デスクワークでパソコンに向かいっぱなしという仕事環境が、悪影響を及ぼしているケースが増えています。椅子に座って、朝から晩まで姿勢が固定されているので腰の骨がゆがみ、自然と性器も下を向いてしまうというわけです。パソコン画面を長時間まばたきせずに見つめていて、眼にも脳にも知らないうちにストレスがたまる、ということも考えられます。
そのうえ、上司からのプレッシャーや同僚との競争が重なると、精神的にも追いつめられます。勃起どころではありません。
徹夜作業が多かったり、生活が不規則になりがちな勤務形態の彼も要注意。ろくに睡眠も取れない状態では体力もどんどん衰えてしまいます。
また、食べ物も原因のひとつ。ひとり暮らしの場合は、どうしてもコンビニ弁当やファストフードに頼りがちになり、栄養が偏ってしまいます。さらに注意が必要と言えるでしょう。
精神的なストレスのなかで、プライドを保ちたい男性心理もかなり影響してきます。「セックスして彼女を喜ばせなければ、ぜったいイカせなければ、メンツが」という気持ちが負担になることもあります。
こうしてみると、ほとんどの男性が潜在的にはEDになる可能性があると言えることがわかるでしょう。現に、最近EDになる20代男性が増えているという報告もあるのです。EDはおじさんの病気なんて思っていてはダメ。勃起はするけれど途中で萎える、挿入はできるけれど射精が困難。様々な兆候があります。
EDはれっきとした病気ですから、病院に行って治療しなければなりません。「どんな診察をされるかわからないし、行くのが恥ずかしい」と躊躇する彼もいるかもしれませんが、EDクリニックでは視診や触診はほとんどありません。受付や看護師がすべて男性という病院もあり、配慮が行き届いています。
もっとラブラブになりたいのであれば、「私の彼がEDだなんて情けない!」と嘆くのではなく、「少しずつ治していこうね。一緒に頑張っていこうね」と、彼に協力するようにしてください。 ただし、決して「病院へ行って」と強要してはいけません。頑なに嫌がられます。男のプライドを傷つけないよう、注意が必要です。
◆処方
規則正しい生活、食事療法、運動に気をつけてあげる……まさに中高年男性の奥様たちが日々していることに前倒しで取り組みましょう。
そして、プライドが高そうな彼、神経質そうな彼には、「リラックス、リラックス」と肩の力を抜くような言葉がけを日々心がけてください。リラックス空間を作るのは彼女の役目ですね。
突然、「治療してよ」と言うと、さらにプライドが傷つきますので、「雑誌で体験談見たんだけど、よく効くお薬あるらしいよ。20代なら治るの早いかも」「ちょっとこのサイト見てー」と一緒に病院を探すなど、ソフトにしかけていきましょう。彼の性格を見抜いて、言い出すタイミングも考えてください。