新 抱かない男の見分け方

　この連載では、これまで抱かない男について説明してきました。しかし、実は男だけではなく“抱かせない女”というのも存在します。
「へぇ～。抱かせない女って、身持ちが堅いとかそういうの？」
　いえいえ、そんなに単純ではございません。では、実際に存在する“抱かせない女”を見てみましょう。





　セックスがあまり好きではないという女性も、もちろんいます。不潔だと思う、気持ちよくない、痛いだけ、怖い、恥ずかしい、子づくりのときしかしないものだと思う、母に禁止されて育った等々。
　恋人・夫婦仲相談所には、身体の疲れなどから彼のセックスを一度断ったら、それ以来、彼から誘われなくなってしまったという相談がよくあります。しかし、抱かせない女とはセックスを断る女性のことだけではありません。本人はセックスをしたいと思っているのに、彼に「抱きたい」という気持ちを抱かせない女というのも立派な“抱かせない女”です。つまり、フェロモンを感じさせない女、エロチックでない女と言えるでしょう。現に、相談者からは、「彼が抱いてくれないのは、私の身体に問題があると思う」「私が太って醜くなってきたから、抱かれないと思う」「私に魅力がないから……」と、自己否定した言葉が寄せられます。

　しかし、“抱かせない女”になってしまう原因は、セックスアピールの不足だけではありません。もちろん女性らしさをアピールすることが有効な場面もあるでしょうが、男性が「抱きたい」と思うのは、性欲だけが引き金になるわけではないのです。心の安寧、お互いの愛情や信頼関係の確認などをセックスに求めていることも大いにあります。もしあなたとセックスしても、性的にも精神的にも満足できないとなれば、パートナーはあなたとセックスしたいとは思わなくなるでしょう。この根本的な問題を見誤ってしまうと、せっかくの努力が報われないことにもなります。
　ファッションやメイクを研究したり、習い事やヨガで自分を磨いているつもりでも、あなたの言動から、知らず知らずのうちに抱かせない女になっている可能性があります。そして一番怖いのは、自分が抱かせない女になっているのに気づかないこと。「なんでエッチがないのよ！」と相手のことばかり責めてしまい、ますますセックスレスに。
　そんな悪循環に陥らないためには、抱かない男のみならず、抱かせない女の研究も欠かせません。ということで、“抱かせない女”を徹底分析すべく、タイプ別にまとめてみました。