新 抱かない男の見分け方


④……安心させる女


 抱かない男の典型例として、「彼女や妻に飽きた男」というのを紹介しましたが、マンネリ化を男だけの責任にしていてはいけません。
「ボディラインだって保っているし、料理だっておいしいってホメてくれる。私は女を磨きつづけているのに、彼が飽きたのは私のせいだって言うの!?」
 男心はわがままです。パートナーにきれいにしていてほしいと思うものの、それが100%自分に向かっていると、安心してしまうんです。追われると逃げたくなり、逃げられると追いたくなる。そんな心理と同じです。
 “何も努力しなくても、オレの手の中にある彼女”と“オレの彼女ではあるけれど、よくほかの男性からも声をかけられてるらしい”というのでは、後者のほうが男性の気持ちの入れ具合がグッと上がるのです。
 『釣った魚にはエサをやらない』という傾向をもつ男性に対して、生け簀の中でじっと彼だけを見つめて待っていてもダメ。何も浮気をすすめているわけではありません。あなたが常に前を向いてキラキラと輝いていたら、「こいつ、もっといい男をつかまえてしまうんじゃないか」「ほかの男にとられちまうんじゃないか……」と彼も心配しはじめ、必死になります。
 あなたが自分の世界で威力を発揮すると、男性は『釣った魚は放っておくと海に逃げる』という心境になります。
 たとえば、得意のイラストが行きつけのカフェに飾られたり、おいしいレストランを紹介するあなたのブログが有名になったり、ダイエットのインストラクターになったり、イタリア語がペラペラになってオシャレな仕事が舞いこんだり、在宅ワークで収入がアップしていったり……。あなたが得意なことでいいのです。
 また、たまにはうんとオシャレをして、ステキな男性と食事に行くのだってアリです。だいたい、自分の世界を広げて輝いている女性を、まわりの男性は放ってはおかないのですから。彼は口には出さないかもしれませんが、心の中で嫉妬の炎を燃やしつつ、「こんないい女が俺の彼女なんだ」という忘れかけていた気持ちを思い出すのです。

 彼があなたに対して尊敬の気持ちや軽いジェラシーを感じるような女でありつづけること。そうでなければ“抱く気の起きない女”へ一直線です。
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