あたしは彼氏に復讐します
自分の気持ちに気付いてからの俺の行動は速かった。
それから彼女に3回告った。
1度目は屋上で。
しかし俺のことを知らないからと断られた。
2度目は中庭で。
1週間空ければ俺のことは分かると思っていた。
しかし、俺の黒歴史である今までの行いの噂のせいでまた断られた。
俺は、莉沙と付き合うために女遊びをやめた。
そのせいで、繚からめちゃくちゃ心配された。
余計なお世話だ。
失礼な奴だな。
でもこうして振り返ってみると、俺って本当に最低な奴だったな。
2年に上がると今までの善い行いのおかげか、莉沙と同じクラスになれた。
繚とも…。
俺は最後のチャンスだと思って屋上に莉沙を呼び出し、告った。
これで断られたら諦める覚悟で…。