ほわいと*Canvas
「はい…!
ありがとうございます!」
私が榎本さんに向かって笑顔で答えると、
成宮さんが私の肩から榎本さんの手を払った。
「恭哉!
女の子にすぐ馴れ馴れしくするの
やめろよな!」
「別に、女の子なら誰でもいいわけ
じゃないよ?
俺、気に入った子にしか手は出さないから」
「なっ、お前なあ…!」
「アラ、ヤダ。
翔くんったらこわーい」
「2人共、小学生じゃないんだから……」
私がキョトンとして成宮さんと榎本さんを
見ていると、一ノ瀬さんが呆れたように
呟いた。