ほわいと*Canvas
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー……
ーコンコン
「はい」
「失礼します」
マネージャーさんに連れられてついた部屋は
同じ建物の中にある会議室のような所だった。
「藤元さん、
代わりの子を連れてきました」
マネージャーさんに藤元さんと呼ばれた
男の人は奥の椅子に座ったまま、
眼鏡越しに私をじっと見た。
(え……?)
するとそのまま立ち上がり、
私の方に真っ直ぐ歩いてきた。
目の前の藤元さんから威圧感に近いものを
感じ、思わず1歩後ろに下がってしまった。
(何か、怒ってるみたい……)
私がそう思った時、
藤元さんがゆっくり口を開いた。