君さえいれば、何もいらない




「頑張ってもきっと、多分、渚と同じ学校には行けれないかもしれない。けど、私とずっと、付き合っていてくれる…?」





きっと、私は、このままじゃ、後悔してしまうと思うから。

後悔しないように、出来るだけのことはしたい。


―――渚も、そう言ってくれたから。
そう言ってくれるから。





「…当たり前だろ?優季、お前がいないと俺だって、俺じゃいられなくなるんだからな」





渚。
私、頑張るから。

――――貴方の期待にこたえられるように頑張るから。





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