最近、風紀がみだれてます (エピソード☆ゼロ)
現在、オレは受験生という身分なんだけど。
それももうすぐ終わりだ。
今日は、一応、第一志望ってことになってる柴崎高校の受験日。
受かるか落ちるか、結果が出るのはまだ先だけど。
とりあえず本日をもって、受験からは開放されるわけで。
まぁ、オレは周りのヤツらに比べて、不真面目な受験生だったとは思うけど。
それでもここんとこのしかかってた得体のしれないプレッシャーから逃れられるのだから……終わったらやっぱホッとするんだろうなって思う。
玄関でスニーカーを履き、念のため受験票を確認。
よし、行くか。
と、心の中でつぶやき、ドアを開けた瞬間。
「おわっ」
オレの口からはヘンな声が漏れた。
玄関の先、門の向こうには、見知らぬ女子が3人……いや、その後ろにさらに1人。
つまり合計4人立っていたから。