小学6年生の日常 Ⅱ
麗『どー…したの?』
風太『あのな…』
そういったきり話そうとしない
風太。
風太『あのな…実話。俺に
2つ下の弟がいてな。そいつも俺と
一緒に寒谷組に引き取られたんだ。
そんで…
あいつ俺と逃げる計画立ててな。
そんで、計画を実行する日が来て
逃げたんだよ。組から。
俺らがトボトボ歩いてたら急に
俺の弟の、碧(ミドリ)が
やっぱ俺、組に戻るゎ。またな、にぃちゃん
って言って裏道に入っていった。
俺ゎ頭ん中真っ白で3分くらい
たった時に
あ!っと気づいて
裏道の方へ行った。でも、いくら
探しても見つかんなくて。
俺1回組に、行ったんだ。そしたら
碧の声が聞こえてな。
お父さん、や、めて。
って、声が聞こえた。でも俺は
行けなかった。
また、捕まるんじゃないかって。
碧より自分の事考えたんだ。
俺って情けねぇよな。』
そーいった風太ゎ、泣いていた。
声を抑えていたが
涙ゎ沢山でる。
麗『別にそれでもいんじゃない?
助けられなくても。
でも、もし、ちょっとでも
助ける気があるなら行くべきでしょ?
どーする?気ゎあるの?』
風太『あるに決まったんだろ!』
麗『そぅ。じゃあうちが
手伝ってあげる。』
風太『へ?』