ごめんなさいねぇ
女友達
「ねえ、最近どうぉ?」

夏子は学生時代からの友人、知美と行きつけのバー風居酒屋で冷酒を飲んでいた。

「まぁ、変んないかなぁ・・・」

先日の暁生の「結婚してくださいよ」発言でげんなりしていて、無性に女友達と飲みたくなって知美を誘ったくせに、夏子はすぐにその話が出来なかった。

「結構長いよね、今の彼・・・結婚しないの?」

知美もなんとなく夏子が話したい気持ちを察しているようだ。

「結婚ねぇ~・・・」

タバコに火を着けながら夏子は話すことを決めた。

「実はさぁ、結婚してくださいよぉ~とか、言われちゃってるわけよ。」

「すごいじゃん!プロポーズじゃん!」

知美が興味津々の眼差しだ。




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