16歳。ー10年越しの約束ー




「確かに、大人になるにつれて関係は変わっていくのかもしれないな。




…龍も自分の気持ちに正直に生きていいんだよ。


誰かに遠慮しなくていい。


仮に壮太が相手だとしたって、
『そんな遠慮はいらねぇ!』ってなるだろ?」


瞬さんの言葉に


「…確かに。余計なお世話って言われそうっす。」


俺は苦笑いしながらそう言った。
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