16歳。ー10年越しの約束ー



「てめーが、何なんだ。こんなことして楽しいか?」


龍と呼ばれた男の子は、何だか物凄い貫禄で、ケンイチ君はタジタジになっていた。


「ヒーローぶりやがって!覚えてろよ!」


ケンイチ君は、それだけ言うと逃げていった。



その状況をポカンと見ていた私の元に
その龍という男の子はさっきと同じ様にズカズカと歩いてきた。
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