16歳。ー10年越しの約束ー



「来たよ。あいつ、6歳の頃の約束本気にしてんのな。」


俺は半分呆れたようにそう言いながら
ベッドの側にある椅子に座った。


「俺だって信じてるよ!お前だって小雪に会いたいだろ?」

大きな目をさらに大きくして、壮太は俺に言ってきた。
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