16歳。ー10年越しの約束ー
「やっと、繋がった。」




壮太が発作を起こした。



俺が小雪に壮太の声を聞かせようとして電話をかけて、電話をかけて出た相手は壮太のお母さんだった。



『龍君?今、あの子ちょっと発作を起こして。…今は落ち着いたけどまだ眠ってて…でも大丈夫 。心配しなくていいから…』



壮太のお母さんはそう言ってくれたが、心配せずになんかいられなかった。
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