もっと傷つけばいい
彼女が見つかったのは、年が明けてから10日が経った頃だった。
僕の今までの人脈を生かして調べあげた結果、彼女の勤め先を見つけた。
『小松食堂』
下町の一角に構える、小さな古びた定食屋だった。
入り口の磨りガラスから、彼女の姿を見た。
彼女は、笑顔で働いていた。
「――ナギ…」
僕は名前を呟いて、その場を去った。
罪を償おう。
終わったら、君を迎えに行く。
だから、それまで待っていて欲しい。
☆★END☆★
僕の今までの人脈を生かして調べあげた結果、彼女の勤め先を見つけた。
『小松食堂』
下町の一角に構える、小さな古びた定食屋だった。
入り口の磨りガラスから、彼女の姿を見た。
彼女は、笑顔で働いていた。
「――ナギ…」
僕は名前を呟いて、その場を去った。
罪を償おう。
終わったら、君を迎えに行く。
だから、それまで待っていて欲しい。
☆★END☆★