もっと傷つけばいい
境界線を越える瞬間
この間あんなことがあったと言うのに、ソウは相変わらずだった。
「今日のアロマは?」
聞いてきたソウに、
「――オレンジ…」
あたしは答えた。
「いい香りだね」
アロマディフューザーから、オレンジの香りのミストが出てくる。
部屋にオレンジの香りが満たされる。
ちなみに今日はリビングではなく、書斎だ。
ソウはソファーに腰を下ろし、TSUTAYAから借りてきたと言う洋画のDVDを観ていた。
あたしは椅子に腰をおろして、パソコンでネットサーフィンをしていた。
今日であたしが家出して、東京にきて1週間が経った。
「今日のアロマは?」
聞いてきたソウに、
「――オレンジ…」
あたしは答えた。
「いい香りだね」
アロマディフューザーから、オレンジの香りのミストが出てくる。
部屋にオレンジの香りが満たされる。
ちなみに今日はリビングではなく、書斎だ。
ソウはソファーに腰を下ろし、TSUTAYAから借りてきたと言う洋画のDVDを観ていた。
あたしは椅子に腰をおろして、パソコンでネットサーフィンをしていた。
今日であたしが家出して、東京にきて1週間が経った。