もっと傷つけばいい
これって…もしかしなくても、舌だよね!?

その感触に戸惑いながらも感じてしまっている躰は、何と浅ましいのだろう。

「――やっ…ソ、ウ…!」

「んっ、気持ちいい?」

「あっ…!」

敏感な蕾を舌が触れた瞬間、あたしの目の前がスパークし始める。

「――やあっ、もうっ…!」

ビクン…!

あたしの躰が、大きく震えた。

頭が真っ白で、何も考えることができない…。

躰は、まだビクビクと震えている。

例えるとするなら、陸地に放り投げられた魚の状態だ。
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