初恋はイケメンヤンキー
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「「「いただきます」」」



京子さんのご飯を作るお手伝いをして、いろいろ教えてもらった。



お料理のことはもちろん。



水沢くんのこと。



晴海さんのこと。



水沢くんのお父さんのこと。



どれも聞いていて楽しかった。



水沢くんのことが知れて、すごくすごくうれしかった。



「わっ。おいしい!」



京子さん特製のコロッケを口に入れて、思わず声に出してしまった。



あまりにおいしすぎて。



あたしもこんなコロッケ作ってみたいなぁ。



でも…。



うぅ…コロッケの作り方だけ見逃してた…。



「そお?!やった~!これだけは大得意なのよ~」



京子さんはそう言って、大げさなくらいに喜んだ。



あたしはそんな京子さんを見て、ふふっと笑う。



水沢くんは…あたしの隣で「きもっ」と小さな声でぼやいていた。
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