初恋はイケメンヤンキー
~圭斗said〜



ご飯を食べ終えると、日野は「なにかお礼をさせてください!」と言って、食器を洗っている。



そんな姿をボーッとリビングのソファーから眺めていると。



「おい、圭斗」



「うぉっ!なんだよ!気持ち悪りぃな」



母さんがオレの首に腕を回してきた。



「ねぇ、あの子との関係は?」



ニヤニヤしながらコソッと聞いてきた。



日野との関係って…さっきも言ったよな?



この母親はどんな関係を期待してんの?



少し呆れぎみになりながらも一応返事をする。



「さっきも言っただろ」



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