初恋はイケメンヤンキー
_____
トイレの鏡の前で考える。
わからない。
なんで、さっきから胸が痛むの?
いや、痛むのは胸じゃないのかも。
胸の奥深く…心?
この前のも、さっきのも心の痛み?
じゃあ、なんでいつも水沢くんが関わってるんだろう。
…なんて、考えるだけ無駄だよね。
こんなの初めてなんだし、だんだんわかってくるはず。
水沢くんと那智ちゃんのところに戻ろ。
あたしは鏡で確認しながら前髪をチョイチョイっと整えて、トイレを出た。
_____
「あ、千夏遅かったね。大丈夫?」
あたしが戻ると、もう荷物を整理していた。
あたし、そんなに長くトイレにいたっけ。
「ごめん。大丈夫だよ」
「うん。あ、あのね千夏」
「ん?何?」
「今度水沢くんの友達も一緒にプールに行こうってなったんだけど、千夏も来るよね?」
え、プール?!
て、ことは水着だよね…。
そ、それは恥ずかしいよ!
「那智ちゃ…」
断ろうと那智ちゃんを見ると、「一生のお願い!」とでも言いたげな顔で、両手を合わせていた。
そ、そんなふうにされたら…。
「うん、いいよ〜」
断るわけにはいかないじゃない!
那智ちゃん、あたしが頼まれたら断りづらくなるのをいいことに…。
まぁ、いつものことだから慣れちゃったけど。
いつも助けてもらうから、これくらいしてあげなきゃね。
トイレの鏡の前で考える。
わからない。
なんで、さっきから胸が痛むの?
いや、痛むのは胸じゃないのかも。
胸の奥深く…心?
この前のも、さっきのも心の痛み?
じゃあ、なんでいつも水沢くんが関わってるんだろう。
…なんて、考えるだけ無駄だよね。
こんなの初めてなんだし、だんだんわかってくるはず。
水沢くんと那智ちゃんのところに戻ろ。
あたしは鏡で確認しながら前髪をチョイチョイっと整えて、トイレを出た。
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「あ、千夏遅かったね。大丈夫?」
あたしが戻ると、もう荷物を整理していた。
あたし、そんなに長くトイレにいたっけ。
「ごめん。大丈夫だよ」
「うん。あ、あのね千夏」
「ん?何?」
「今度水沢くんの友達も一緒にプールに行こうってなったんだけど、千夏も来るよね?」
え、プール?!
て、ことは水着だよね…。
そ、それは恥ずかしいよ!
「那智ちゃ…」
断ろうと那智ちゃんを見ると、「一生のお願い!」とでも言いたげな顔で、両手を合わせていた。
そ、そんなふうにされたら…。
「うん、いいよ〜」
断るわけにはいかないじゃない!
那智ちゃん、あたしが頼まれたら断りづらくなるのをいいことに…。
まぁ、いつものことだから慣れちゃったけど。
いつも助けてもらうから、これくらいしてあげなきゃね。