初恋はイケメンヤンキー
〜圭斗said〜
思ったよりはけっこうできたな。



これなら補習も無しだろ。



日野に感謝しねーと。



オレはテストを無事終えて、教室に急いで戻った。



「そーいや日野を待たせてるんだった!」



急がねーと!



__________



「あれっ?日野は?!」



少し期待して教室に向かうと、そこに日野の姿はない。



なんでだ?



「あ、水沢。おつかれ〜」



は?



「なんで平野がいて、日野がいねーんだよ?」



「何それ。あたしに失礼よ」



「あー、はいはい」



めんどくせー。



だからこういう女は嫌いなんだ。



「それよりさ、テストどうだった?」



「あ?テスト?」



テスト…。



そうだ、テストの出来を日野に知らせてーな。



でも、オレは家とかケー番知らねーし…。



「水沢?」



ん?



あ、そっか!



「なぁ、平野!日野のケー番かメアド教えてくんねぇ?」



「は?!どうしたの?いきなり」



平野はオレがいきなり話をかえて、ビックリしたらしく、目をこれでもかとばかりに大きく開けた。
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