初恋はイケメンヤンキー
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ついに今日から夏休み!



それに7月中は補習!



夏休みでも水沢くんに会えるなんて、うれしすぎる。



「ちょっと早すぎたかな?」



1人席に座って時計を見る。



あと30分。



いくらなんでも早すぎたな。



適当に復習でもしておこう。



カバンから教科書とノートを取り出す。



「あ…ふふっ」



ノートを開けば、そこにはこの前授業中に、水沢くんが書いてくれたネコが目を入る。



よし、がんばろっ。



ーガラッ



あたしが教科書を開こうとしたとき、ドアが開いた。



「はよー」



「水沢くん。おはよ!」



もう時間だっけ?



また時計を確認する。



でも、まだ補習まで20分もある。



「日野、早いな」



「そ、そう?水沢くんも早いね」



「まぁな。なんか家にいるとソワソワしてさ」



ソワソワだって。



かわいいところもあるんだ。



それにしても、他には補習に来る人いないのかな?



「なぁ、日野。もしかして補習ってオレらだけ?」



水沢くんも知らないんだ。



「わかんない」



「先生がきたら聞いてみるか」



「そだね」
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